歯周病菌の検査



細菌の検査方法について

歯周病は歯周病菌によって、進行していく病気であることはこれまで説明してきました。では、自分の口の中に歯周病菌がいるかどうかは、どのようにして検査するのでしょうか?ここでは最新の歯周病菌検査について紹介していきたいと思います。

歯周病菌は空気に触れると死んでしまうという性質をもっています。このような性質を持つ細菌を嫌気性細菌と言いますが、以前は嫌気性細菌を検査をするのはとても困難なものでした。現在ではPCR法という検査方法が発明され、歯周病菌の検査はこの方法で簡単に行えるようになりました。PCR法とはポリメラーゼ連鎖反応法(polymerase chain reaction )と言い、菌の遺伝子を大量に複製することによって、どのような細菌がいるかを調べる方法です。歯周病菌におけるPCR法では、歯周病菌の中でも最も悪質なものである以下の5種類の菌について、その有無や数を調べることができます。。

【歯周病原因菌】
Aa菌 Actinobacillus actinomycetemcomitans
Pi菌 Prevotella intermedia
Pg菌 Porphyromonas gingivalis
Tf菌 Tannerella forsythensis
Td菌 Treponema denticola

歯周病の可能性がある場合に、この検査を行えば、どのタイプの歯周病菌が繁殖しているのかがわかります。どのタイプの菌が繁殖しているかが分かれば、その菌に有効な治療方法や予防プログラムを組んでいくことができますので、非常に効率よく治療することができるのです。歯周病検査のためのPCR法を行うには、まず歯周ポケットの中にペーパーポイントを挿入し、浸出液を採取することで行われます。この検査には全く痛みがなく浸出液の採取にかかる時間は10秒ほどですから、手軽に受けることができます。

このPCR法の他にも歯周病菌の検査方法はいろいろあります。バナベリオと呼ばれる方法は、歯肉縁下のプラーク中にあるPorphyromonas gingivalis、Treponema denticola及び Tannerella forsythiaの3つの菌種の有無を検査するもので、これらが持つBANA分解活性を計測することによって有無がわかるというものです。嫌気培養法と呼ばれる検査方法では、Porphyromonas gingivalisとPrevotella intermediaの2種類の歯周病菌の有無を確認することができます。

歯周病菌の検査は、歯科で実施でしていますので、ご希望の方は是非お近くの歯科や総合病院などにご相談してみてはいかがでしょうか?



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